NHKの朝ドラ「ちむどんどん」の第6週ではヒロイン・暢子が沖縄から上京しましたね。
働く場所も住む場所も決まりましたが、まだまだ波乱がありそうな暢子。
そんな「ちむどんどん」ですが、畳について話題になっているのです。
畳が話題になるってどういうこと?
と思い調べてみました。
私も畳の敷き方のルールを知らないため、調べてみました。
今回は、
についてお伝えします。
「ちむどんどん」で話題になっている畳のシーンはどこ?
「ちむどんどん」で沖縄から上京してきた暢子。
鶴見の沖縄県人会、会長に助けられて沖縄居酒屋「あまゆ」の2階で下宿することになりました。
お部屋の名前が「ゴーヤ」
暢子の部屋名がww #ちむどんどん pic.twitter.com/BRitWa0tQa
— タケチャン (@rtakechyan) May 19, 2022
なんともほっこりするかわいい名前ですが、話題となっている「畳」とは暢子が借りることになった「ゴーヤ」の部屋の畳です。
「あまゆ」の金城トミ(しるさ)が暢子を部屋に案内します。
恐らく4畳半のお部屋で畳は3枚敷かれていますね。
この敷き方が畳の基本のルールからするとNGということなのです。
以下のツィ―トの左下の画像がわかりやすいと思います。
暢子「贅沢を言うなら、部屋の名前がシークワーサーだと嬉しかったな〜」
トミ「それ長いから無理かなw」#ちむどんどん pic.twitter.com/xorBpjqmT6— ジークイオン (@giiku0321) May 18, 2022
「ちむどんどん」畳の敷き方は不祝儀敷きだった!
「ちむどんどん」のヒロイン・暢子の下宿先「あまゆ」の畳の敷き方は不祝儀敷きという敷き方です。
3枚の畳が同じ方向をむいて敷かれていますよね。
畳の敷き方は「畳の合わせる目が十字にならないように」敷くことが一般的なルールです。
畳の合わせ目が十字にならない敷き方は縁起が良いと昔から言われていたそう。
このルール通りに敷かれている畳の敷き方を祝儀敷き、このルールに反している畳の敷き方を不祝儀敷きと呼びます。
「ちむどんどん」にでてきたお部屋は3枚なので、十字にはなっていないように思いますが、3枚畳を引く場合の「祝儀敷き」はこちらです。

祝儀敷き
そして、下が3枚の畳を敷く時の「不祝儀敷き」の敷き方です。

不祝儀敷き
「あまゆ」2階の暢子の部屋は3枚の畳が同じ方向を向いて敷かれていましたので、縁起の良い祝儀敷きではなく不祝儀敷きということになります。
一方向で敷く畳の不祝儀敷きは旅館や料亭の大広間などでは使われています。
多くの人使う場所ということで畳の縁を踏まれないようにするというメンテナンス事情や見栄えを考慮して使われているので、一概に不祝儀敷きが縁起が悪いというわけではなさそうですし、最近建てられる一般家庭の家でも小さな畳のスぺースを取り入れているケースもあり「へりなし畳」も流行っていることから不祝儀敷きで敷かれていることも多いと思います。
ただ、時代背景からすると暢子の部屋の畳の敷き方には違和感を持たれた方もいらっしゃったのかもしれません。
「ちむどんどん」の美術担当のミス?
「ちむどんどん」の美術担当の方はこの畳の敷き方のルールを知らなかったのでしょうか?
沖縄には琉球畳という正方形の畳があり敷き方のルールはありません。
「あまゆ」は沖縄出身の人が建てたという設定で畳の敷き方のルールを知らなかった…?
ですが、暢子のやんばるの家、父・賢三が建てた「比嘉家」の畳は祝儀敷きでしたよね。
「ちむどんどん」の公式HPには美術デザイン担当の方のインタビュー記事が公開されています。
沖縄の伝統建築を忠実に再現した拘りの比嘉家。
このインタビュー記事を読むとかなり拘りが詰まった比嘉家です。
そんなちむどんどんの美術担当の方々が畳の敷き方ルールを知らなかったことなんてあるのかなぁ…と思ってしまいました。
もしかして、、、「あまゆ」の暢子の部屋の畳にもなにか事情があるのかもしれません。
まとめ
「ちむどんどん」で話題になっている暢子の部屋の「畳」について調べてみました。
私自身、お恥ずかしながら祝儀敷き・不祝儀敷きという畳の敷き方ルールを知らなかったので、こんなルールがあるのかと勉強になりました。
SNSなのでも「知らなかった」という声がほとんどでしたが、気になる方もいたのでしょうね。
この暢子の不祝儀敷きの畳はなにか事情があるのか!?
はたまた美術担当の方のミスなのか…
またわかり次第追記します。
最後までお読みいただきありがとうございました。