2018年に起きたタイ洞窟遭難事故。
タイ北部の巨大な洞窟にサッカーチームの少年12人とコーチ1人の13人が閉じ込めらましたが、18日後に全員が無事に救出されました。
今回は、
についてお伝えします。
タイ洞窟遭難事故の奇跡の生還の背景は？
タイ洞窟遭難事故ではタイ北部の巨大な洞窟にサッカーチームの少年12人とコーチ1人の13人が全員救出されるという奇跡の生還を果たしています。
その背景をお伝えします。
タイ洞窟遭難事故が起こったタムルアン洞窟の場所はどこ？
タイ洞窟遭難事故が起きた洞窟はタムルアン洞窟です。
タムルアン洞窟はタイ北部チエンライのタムルアン森林公園内にあります。
タムルアン洞窟がタムルアン洞窟がある山の形が女性が横たわった姿に似ており、この洞窟は「男性に強い恨みを持って亡くなった女性の体内」と言われていて、地元の人達には恐れられています。
タイ洞窟遭難事故が起こったのはいつ？
タイ洞窟遭難事故が起こったのは2018年6月23日です。
乾季となる11月～4月は洞窟内の一部にはガイドツアーで訪れることができますが、雨期には洞窟内が冠水するため、観光客はいることができません。
タイ洞窟遭難事故が起きた6月が雨季です。
地元のサッカーチーム「ムーパ・アカデミー」のメンバーであるコーチ1人と少年ら12人の計13人が洞窟内に入り、大雨で洞窟内に大量の水が入り込みました。
その結果、洞窟内の水位が上昇して大半が水没したため、脱出できなくなってしまいました。
タイ洞窟遭難事故はなぜ起きた？
地元ではこの洞窟が雨季の時期に冠水することはわかっていたはず。
なのに、なぜこの洞窟にはいってしまったのでしょうか。
遭難したサッカーチームのコーチは以前は僧侶であり、練習の一環として、子供らのために瞑想を指導していいました。
そのため、この時期に洞窟にはいったとされています。
サッカーチームのコーチは少年たちを危険にさらしたことを謝罪しています。
発見から救出まで
遭難したメンバー13人は2018年7月2日に洞窟の奥の突き出た岩の上にいるところをイギリスのダイバーに発見されます。
13人のいる位置は洞窟の入口から約5キロメートルの場所で、入口までの多くの箇所が浸水しており、洞窟潜水を行わない限り洞窟内を通過できないため、救助は難航を極めます。
タイ王国海軍のほか、日本やイギリス、アメリカ合衆国、オーストラリアなど外国人を含めて救助活動が組織されました。
2018年7月8日からダイバーが一人づつリレー形式で救出され、7月10日に全員が救出されたのです。
少年たちが救出の途中でパニックに陥り、生命を危険にさらすのを防ぐために意識を失わせて救出したそうです。
タイ洞窟遭難事故のその後は？
タイ洞窟遭難事故のその後についてお伝えします。
事故での死亡者は3人
遭難者13名が奇跡の大きく取り上げられますが、救出にあたったダイバー1人が殉職しています。
少年たちに物資を届けるために洞窟潜水を行い、帰還中に水中で意識を失いました。
また、この救助活動中にケガをし、感染症にかかった別のダイバーも翌年に他界しています。
さらに、遭難したサッカーチームで当時チームのキャプテンを務めていた少年の1人であるドゥアンペット・プロムテップさんは半年後の2月12日にイギリスの寮で意識不明の状態で発見。病院に運ばれたが、14日に死亡しました。
プロムテップさんはブルックハウス・カレッジ・フットボールアカデミーに参加するための奨学金を獲得しており、イギリス留学中でした。
プロムテップさんはタイの報道では頭部に外傷を負っていたとされています。
事故のその後に植樹が行われる
タイ洞窟遭難事故では遭難者の生存や救出作業を支援するため、大量の水が洞窟内から汲み出され、洞窟周辺に滞留した水により樹木が根腐れする被害を受けたました。
救出から1年後の2019年7月8日、遭難者やその家族らによる植樹が行われました。
映画化
タイ洞窟遭難事故をテーマにした映画が制作され『THE CAVE サッカー少年救出までの18日間』として2019年11月に公開されました。
また、Netflixでも「ケイブ・レスキュー: タイ洞窟決死の救出」が2022年に公開されています。
まとめ
2018年に発生したタイ洞窟遭難事故。
なぜ事故がおきてしまったのか、奇跡の生還の背景やその後についてお伝えしました。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
