長野県小諸市の布引山の切り立った中腹に国の重要文化財に指定されている観音堂があります。
布引観音です。(読み方はぬのびきかんのん。)
正式名称は天台宗布引山釈尊寺。
信濃三十三観音霊場の第29番札所にあたります。
断崖絶壁に建つ布引観音への参道は険しい階段が続き、結構な登りです。
険しい道のりをかき分け辿りつく布引観音にどんなご利益や伝説があるのでしょうか。
今回は、
について調べてみました。
布引観音のご利益は?
こんな断崖絶壁にある観音様まで苦労して辿りつくのですから、ご利益がたくさんありそうですよね。
調べてみたのですが、布引観音のご利益については不明でした。
パワースポットとしても有名で「柔らかい爽やかな気が漂っている」そうです。
また、「集中して勉強したい時などに訪れるとよい」という情報もありました。
心身ともに疲れている時も布引観音までいってよい気を吸い込みパワーチャージして帰ってくこられるようです。(辿りつくまでに疲れそうですが…)
布引観音は参拝だけでなく、絶景としても有名なの苦労して登った階段のことなど忘れるくらいの絶景がまっています。
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釈尊寺の本堂から布引観音への参道には愛染明王堂があり良縁成就、結婚成就、夫婦円満などのご利益があると言われています。
布引観音の伝説は?
布引観音のある釈尊寺は「牛にひかれて善光寺」の伝説の舞台となった寺です。
その伝説とは…
強欲で信心のない老婆が川で布を晒していたら、突然現れた牛が角にその布を引っ掛けて走り出していきます。
それを追いかけた老婆が善光寺にたどり着いたというものです。
以後、老婆は心を入れ替え、善光寺を厚く信仰したのだとか。
その老婆を善光寺まで連れて行ったのが、牛に化身した布引観音さまだったということです。
「釈尊寺観音堂宮殿」には布引観音さまが安置されているのです。
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布引観音は車で行ける?
布引観音の観音堂までは一般車で行くことができません。
近くまでは車で行けますが、無料の駐車場があるのでそこに車を停めてそこからは歩きです。
駐車場から布引観音までは歩いて15分~20分。
参道を登っていきます。
軽めの登山のつもりで歩いていけば20分前後なので、それほど距離はありません。
しかし写真でみてもわかるように断崖絶壁。
決して足場のよう道ではありませんので、天候の悪い日はあまりおすすめできません。
また、駐車場が標高約550m、布引観音がある場所が標高約650mなので、標高差約100mを歩くことになります。
布引観音の階段は安全?
布引観音へは歩いていかないといけないことがわかりました。
参道には階段があり、その階段を登っていかないと辿り着きません。
整備された階段なので、危険がいっぱいということはありませんが、石段の階段です。
なだらかな場所もあれば、急階段もあり、幅がせまいところも。
時期によっては落ち葉が多いので、濡れていると滑りやすくもあります。
また、「マムシを見た」という方もいました。。。
マムシが襲ってくるわけではありませんが、運悪く見つけても刺激しないようそっと通りこしましょう。
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まとめ
断崖絶壁に建つ布引観音についてしてべてみました。
布引観音は絶景パワースポットであり、「牛に引かれて善光寺」の伝説の舞台になった場所でした。
布引山の中腹に建っていますので、駐車場からは歩いて石の階段を20分ほど登っていかなければなりません。
天気の良い日は浅間山まで望む絶景が待っているそうです。
ぜひ一度行ってみたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。