日本の平野歩選手がやってくれました‼
北京オリンピック2022のスノーボード男子ハーフパイプで初の金メダルに輝き日本中が沸きましたね。
しかしその裏で2本目の不可解なジャッジに疑問の声があがっています。
スノーボードに詳しくない人も2本目のジャッジには首をかしげたのではないでしょうか?
今回は、
についてお伝えしていきます。
平野歩夢の2本目のジャッジの各国審査員の点数は?
平野歩夢選手の金メダルの裏側で疑問視されている2本目の各国審査員の点数はこちらです。
スウェーデン | 96点 |
フランス | 92点 |
カナダ | 90点 |
アメリカ | 89点 |
日本 | 95点 |
スイス | 90点 |
最も高いスコアと最も低いスコア、2つを除く4つのスコアの平均がスコアとなり、得点は91.75点でした。
最も低い点数をつけたアメリカの審査員はヨナス・ブリューワーという方で20年以上審判経験のあるベテランです。
2本目のランを終えた後、暫定首位は直前に競技したオーストラリアのスコット・ジェームズがマークした92・50点となり、平野歩夢選手は暫定2位。
平野歩夢選手は2本目にも彼だけがトライした4回転の中に縦3回転を入れる「トリプルコーク1440」などの大技を決め、ルーティンに3回も4回転を組み込みすべて着地してました。
そして同じルーティンで挑んだ3本目の各国の審査員の点数がこちら。
スウェーデン | 98点 |
フランス | 95点 |
カナダ | 96点 |
アメリカ | 96点 |
日本 | 97点 |
スイス | 95点 |
3本目96.00点の高得点を叩き出し金メダルに輝きました。
平野歩夢 人類史上最高難度 金メダルの滑りがこちら
— 令和世代 (@reiwasedaibot) February 11, 2022
世界中からあがる2本目のジャッジに大ブーイングの声
平野歩夢選手の2本目の点数の低さには競技中にも大ブーイングが飛びました。
記者を含めた報道陣が試合を見ていたミックスゾーン後方で、海外の選手たちから一斉に大ブーイング。
英紙「ガーディアン」は2本目終了時点で、
「2本目終了。そして、ジャッジの論争が巻き起こっているのか?」
と速報を伝えました。
競技を中継していた米「NBCスポーツ」で解説者を務めたスノーボード界のレジェンド、トッド・リチャーズも憤慨。
「91.75? そんなわけあるかい!」
「ジャッジは信頼性を粉々に破壊してしまった」
「アメリカの評価は89点? 80点台? あれが? ハーフパイプ史上、もっとも難度の高いトリックを決めたのに? これほどハーフパイプのジャッジで疑問を持ったことがない!」
平野歩夢さんの2回目のジャッジに対して素直に怒ってくれる海外の解説者最高に好き pic.twitter.com/AgvxLtII2M
— Perocampus@PokéGO (@perocampus) February 11, 2022
Wow. What a night. I probably came across real hot in the judge call out but..look the riders are literally risking their lives for these tricks. Nobody can touch Ayumu with the triple. It’s the riskiest move ever performed in a halfpipe. You have to reward that.
— toddrichards (@btoddrichards) February 11, 2022
その他にも…
アリエル・ゴールド(平昌五輪の女子ハーフパイプで銅メダリスト)
「今まで見てきたなかで、最低のジャッジ」とツィート
that is quite possibly the worst judging I’ve ever seen
— Arielle Gold (@arielletgold) February 11, 2022
3本目では2本目より高い地点でトリプルコーク1440を決め、高さも精度もあがっていましたが、こんなにジャッジに差がでるものか…?という感想は否めませんね。
平野歩夢選手の2回目と3回目のラン見比べたくて並べてみたけどすごいことしかわからない() pic.twitter.com/wC3tu57Mdw
— ジーノちゃん (@Gino_in_Red) February 11, 2022
そして3本目のランを終えた後の英紙「ガーディアン」の速報では
「ジャッジよ、2本目のランは君たちに十分ではなかったのか? そうか。これならどうだ。彼の最後のランは2本目のトリックと全く同じだったが、さらに良くなった。ファイナルスコアは96.00。全ての解説者は安堵した。彼らは採点の論争について話題にしなくても良くなったからだ」
と伝えました。
3本目、もし平野歩夢選手が着地などで失敗していたら…
2本目のジャッジは誤審!?としてもっと大きく取り上げられていたはず。
審判員にももっと怒りの声が向けられていたはずです。
そんな心配もよそに3回目さらなる上のランをみせてくれた平野歩夢選手は世界中から称賛されました。
金メダリスト平野歩夢は2本目のジャッジどう思ってる?
3本目のランを終え、金メダルを勝ち取った平野歩選手は
「怒りが自分の中でうまく最後、表現できた」
と語っています。
2回目のジャッジに納得がいかない点数がでたのは本人も同様でした。
その上で、平野歩夢選手の怒りが最高のランにつながったようです。
そして競技を振り返り、
「振り返ってみると、スルーしない方がいいんじゃないかというところはある」
「まずは僕が思っているように、周りの人も同じように思ってくれていた。
僕以上にもっと怒っている人もいたり。
僕だけじゃなく、今後のスノボのジャッジの基準として、しっかり今回はどこをみていたのかという説明を聞くべきだとは思いますし、競技やっている人たちは命を張って、リスク背負っている。
選手のために整理させた方がいいんじゃないか」
今後のスノーボード界で今回のようなことが起こらないように、得点のばらつきを含めて改善の余地はあると思います。
平野歩夢選手が問題提起したことが、今後に生きるといいですね。
まとめ
スノーボードに詳しくない人がみても首をかしげた今回の平野歩夢選手の2本目のジャッジ。
あの点数に本人も動揺したと思いますが、それを跳はのけてさらに素晴らしいランを魅せてくれましたね。
金メダリストとして世界を引っ張るスノーボーダーとして今後も活躍していってくれることを祈ってます。
最後までお読みいただきありがとうございました。