リンフォンは2006年にネット掲示板に書き込まれたお話で、オカルト好きの間ではかなり話題になりました。
もう15年以上前に騒がれた話なので、懐かしさを感じる方も多いのではないでしょうか。
リンフォンは現在もミステリー好きの小学生の間で密かに広まっているとか・・・
リンフォンは実物が実在するのか・・・
都市伝説やオカルトが好きな方はどのような考察や感想を持たれていたのでしょうか。
今回は、
についてお伝えします。
リンフォンの話が書き込まれたネット掲示板はどこ?
リンフォンの話が書き込まれたネット掲示板は2ちゃんねるのオカルト板スレッド「死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?」通称「洒落怖」です。
投稿者は実話として書き込んでいるので掲示板の中で考察され、話題になり「洒落怖」の中でも人気の怖い話となっていきました。
リンフォンの話が書きこ込まれたのはいつ?
リンフォンの話が書きこ込まれたの2006年5月13日です。
今から約17年前ですね。
荒川静香さんはトリノ五輪で金メダルを獲得し、日本中がイナバウアー人気の絶頂だった年です。
リンフォンのあらすじ
リンフォンの話はかなり長編になるためここでは簡単にあらすじだけお伝えします。
リンフォンは投稿者と彼女に起こった日曜日~日曜日までの8日間の出来事です。
日曜日・リンフォン購入
ネット掲示板の投稿者が日曜日に彼女と骨董品店を訪れ、彼女が正二十面体の置物の置物を購入します。
その正二十面体の置物がリンフォンです。
英語とラテン語の説明書によるとリンフォンは「熊」、「鷹」、「魚」の形に順番に変形するパズルのようなおもちゃでした。
帰宅後、彼女はリンフォンにハマり夢中になります。
月曜日・彼女がリンフォンにハマる
翌日(月曜日)には「熊」が完成間近になり、完成間近のリンフォンの写メールを投稿者に贈ります。
火曜日・リンフォン「熊」完成
彼女からリンフォンの「熊」が完成したとメールをもらい、投稿者も彼女の自宅へ見に行きます。
水曜日・リンフォン「鷹」完成
そして、水曜日には「鷹」が完成したと彼女から写メールが届きました。
木曜日・彼女に不思議な着信(「魚」作成中」)
彼女はリンフォンで「魚」を作り始めていました。
すると、彼女の携帯に30秒感覚くらいで無言電話のような着信きます。
通話を押しても何か街の雑踏のザワザワみたいな、大勢の話し声みたいなのが聞こえてすぐ切れてしまいます。
そしてその着信は登録した記憶のない「彼方(かなた)」と表示がされていたそうです。
金曜日・投稿者が怖い夢を見る(「魚」完成間近)
木曜日の着信のことも気になり投稿者は彼女の家に行きまます。
その日の昼、彼女へ非通知の着信がありで応答すると『出して』という大勢の男女の声がして切れたとのこと。
彼女はリンフォンの「魚」が最後がなかなか完成せず四苦八苦。
その日は投稿者は彼女の家に泊まりましたが、怖い夢を見ます。
暗い谷底から大勢の裸の男女が這い登ってくきて必死に崖を登って逃げ、あと少しで頂上だと
手をかけたその時、女に足を捕まれ、「連れてってよぉ!! 」と叫ばれたところで目が覚めます。
土曜日・占い師の予約をとる
翌日(土曜日)、彼女の携帯に不具合がないか携帯ショップへ行きみてもらいますが、原因はわかりませんでした。
話しの流れで気分転換に占いでしてもらうことになり、有名な「猫おばさん」と呼ばれる占い師をみつけ予約をすると、次の日に予約がとれ、彼女と二人で日曜日に占いに行くことになりました。
日曜日・投稿者と彼女で占いへ行く→リンフォンを捨てる
日曜日の午後、予約をした占いにいくと中に入ったとたん猫がギャッと威嚇をし逃げていきました。
そのまま廊下を奥へと進むと、たくさんの猫に囲まれて座る占い師がいました。
そしてその占い師の周りにいた猫たちは一斉に「ギャーォ!」を2人を威嚇すると、散り散りに逃げ去りました。
すると、占い師に帰るよう促されます。
理由を聞くと占い師は「猫が関わってよいものといけないものを選り分けてくれており、猫たちがこんな反応をしたのははじめて」とのこと。
投稿者は占い師に怖い夢のこと、彼女への不思議な着信のことを話したら、
「彼女さんの後ろに動物のオブジェのようなものが見える。今すぐ捨てなさい」
「お願いだから帰ってください、それ以上は言いたくもないし見たくもない」
と言われそれ以上はなにも答えてくれません。
投稿者が執拗に動物のオブジェとはリンフォンのことかと聞くと、ようやく占い師は「あれは凝縮された極小サイズの地獄です!!地獄の門です、捨てなさい!!帰りなさい!!」と答えたのです。
その後、2人はリンフォンをガムテープでぐるぐる巻きにしてゴミ置き場に投げ捨てました。
ゴミは回収され、それ以降2人に怪奇現象は起きなかったそうです。
数週間後
その後、彼女が、「リンフォンの英語のスペル「RINFONE」が並べ替えるとINFERNO(地獄)とも読めるんだけど…」と言っていたというところでリンフォンの話は終ります。
リンフォンは実物が実在する?都市伝説やオカルト好きの考察や感想
気になるリンフォンの実物や考察・感想についてです。
リンフォンの実物は実在する?
リンフォンは実物が実在するのか一番気になるですが、2チャンネル「洒落怖」を楽しむために作られた創作話というが有力とされています。
しかし、当時のスレッドの中にはリンフォンの実物を見たことがある!という書き込みもあったようで一概に創作話と片づけるのもどうかな…という見方もあるようです。
書き込みをした投稿者は彼女からリンフォンの写メールをもらっていますが、怖くて削除してしまったそうで画像も見当たりません。
最近でもYahoo!知恵袋に「リンフォンの実物は存在するのでしょうか?」という質問がされていたり、twitterでも「リンフォンの実物みてみたい」というツィートをみかけます。
都市伝説やオカルト好きの考察
弾圧されていたキリスト教徒が、弾圧する者たちを「INFERNO(地獄)」に閉じ込めるためにつくった呪物が「RINFONE(リンフォン)」なのではないかという考察があります。
リンフォンの最終形である「魚」は初期キリスト教の時代から用いられたシンボルです。
なぜ魚がシンボルだったかというと、「イエス・キリスト・神の・子・救世主」をギリシア語で綴り、5つの頭文字を順に組み合わせると「魚」(ΙΧΘΥΣ、イクテュース)という単語になるからです。
かつてローマ帝国がキリスト教を迫害していた時代のキリスト教のシンボルは「魚」でした。
このことから、迫害によって家族や仲間を失ったキリスト教徒と思われる人物がリンフォンを作ったのではないかという考察です。
また、リンフォンの説明書が英語とラテン語で書いてあったことから、1800年代以降に作られたのではないかと考察されています。
最後のアナグラムについての感想
投稿の最後のリンフォンの英語のスペル「RINFONE」とINFERNO(地獄)になるというアナグラム。
この部分から創作話と思われるようです。
このくだりでちょっと萎えた。
最後のアナグラムのオチが先に思い付いて作った話かなと思ってます。
明確に答えを提示されると現実に引き戻されるよな
出来すぎたお話という感じにもとられているようですね。
まとめ
2016年に2チャンネル「洒落怖」に書き込まれた「リンフォン」の実物が実在するのか、感想や考察についてお伝えしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。