不思議な能力をもつ看取り犬・文福(ぶんぷく)くんの心温まるストーリーが話題ですね。
神奈川県の老人ホームで暮らしている文福は人の最期を予想できる看取り犬として有名です。
そんな看取り犬・文福は何歳くらいなのか、また、どこの施設に暮らしているのか・・・・
なぜ人の最期(死期)が予想できるのか・・・
気になりますよね。
今回は、
についてお伝えします。
看取り犬・文福は何歳?
看取り犬・文福は何歳かというと・・・現在、推定14~15歳です。
文福は保護犬として老人ホームにやってきたため、正確な年齢がわかりません。
犬の14~15歳というと人間でいうと70歳くらいなので、高齢ですがまだまだ元気いっぱいです。
2012年4月に保健所で殺処分になる寸前に動物保護団体に保護され、開設したばかりの老人ホームにやってっきました。
10年以上、老人ホームの皆さんに寄り添い、かわいがられ、これまでに20人以上の入居者を看取っています。
看取り犬・文福が暮らす施設はどこ?
看取り犬・文福が暮らす施設は神奈川県横須賀市の特別養護老人ホーム「さくらの里山科」です。
全国でも珍しいペットと一緒に暮らせる特別養護老人ホームなのです。
施設長の若山さんは社会福祉法人としてデイサービスや通所サービスなど、さまざまな介護サービスを提供してきた中で直面した大切な家族であるペットを諦めなければならない「高齢者とペット」の問題。
「さくらの里山科」は建設計画時から動物がともに入居できるように、想定をしていたそうです。
「さくらの里山科」では文福だけでなく入居者さんともに入居した犬や猫も一緒に暮らしています。
看取り犬・文福はなぜ人の最期が予想できる?
看取り犬・文福がなぜ人の最期を予想できるかというと・・・
はっきりとは分かっていませんが、人の最期が近づくことを「匂いでわかるのではないか」と言う獣医さんは多いそうです。
老人ホームで息を引き取る方は老衰が多いため、食べ物や水分を受け付けられなくなっていきます。
そうした匂いを文福は感じとっているようです。
なので、人の最期がわかるのは文福に限ったことではなく、嗅覚が敏感な犬や猫は人の最期に気づくことができます。
看取り犬・文福は2012年に「さくらの里山科」で暮らし始めてから20人以上の入居者を看取っています。
文福は入居者の方の最期が近くなると職員の後ろから居室に入っていき、入居者が横たわるベッドの脇へ近づきトイレやごはん以外はその場所を離れません。
そして、最期を迎える際は、ベッドに上がって別れを惜しむように顔をなめることもあるそうです。
福が最期を迎える入居者に寄り添うのは、文福の生い立ちにあるのではないかと施設長の若山さんは考えています。
文福はもともと殺処分の対象で保健所にいました。
近くで命を落としていく仲間の犬たちをみて、自分も死を覚悟していた経験があるからこそ、一緒に暮らしている入居者さんを寂しく旅立たせないように寄り添っているのではないかということです。
まとめ
看取り犬・文福は現在、何歳なのか、暮らしている施設はどこなのか、なぜ人の最期がわかるのかについてお伝えしました。
まだまだペットと暮らせる老人ホームは少ないですが、今後増えていくといいですね。
本日も最期までお読みいただきありがとうございました。